2012年版の主な改訂内容
関連トピックス
2012年改訂版評点の傾向と2004年改訂版評点との比較分析
改訂箇所がみるみるわかる!
主な改訂内容
耐震診断基準解説書
旧版(2004年) | 新版(2012年) |
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2004年改訂版 ![]() 発行:財団法人日本建築防災協会 |
2012年改訂版 ![]() ![]() 発行:一般財団法人日本建築防災協会 |
耐力要素データの充実と見直し
工法、材種 | 旧版(2004年) 壁基準耐力(kN/m) |
新版(2012年) 壁基準耐力(kN/m) |
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木ずり | 1.1 | 0.8(↓0.3Down) |
構造用合板(耐力壁) | 5.2 | 5.2(変更無) |
木ずり下地モルタル塗り | 1.6 | 2.2(↑0.6Up) |
窯業系サイディング | 1.7 | 1.7(変更無) |
石膏ボード | 1.2 | 1.1(↓0.1Down) |
化粧合板(大壁) | 1.4 | -(記載なし) |
土塗り壁(厚40~50mm) | 1.7 | 2.4(↑0.7Up) |
土塗り壁(厚50~70mm) | 2.2 | 2.8(↑0.6Up) |
筋かい(30×90)BP同等 | 1.9 | 1.9(変更無) |
筋かい(30×90)釘打ち | 2.4 | 2.4(変更無) |
筋かい(45×90)BP同等 | 2.6 | 2.6(変更無) |
筋かい(45×90)釘打ち | 3.2 | 3.2(変更無) |
ラスボード(厚7mm以上) | - | 1.0(追加) |
ラスボード下地漆喰塗り (厚7mm以上+9mm以上) |
- | 1.3(追加) |
ラスボード下地モルタル塗り (厚7mm以上+14mm以上) |
- | 1.8(追加) |
合板張り(厚3mm以上) | - | 0.9(追加) |
一般診断の「その他の耐震要素の耐力」の見直し
旧版(2004年) | 新版(2012年) |
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Pe=0.25・Qr Qr:必要耐力
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平屋建て用柱接合部による耐力低減係数の追加
旧版(2004年) | 新版(2012年) |
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平屋建て、2階建ての下屋は |
平屋建て、2階建ての下屋は |
柱接合金物による低減係数の見直し(直線補間)
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旧版(2004年)
壁の耐力が表の境界付近だと低減後の耐力が逆転してしまう。
最上階
壁基準
耐力
(kN/m)~ 2.5 2.5 ~ 4.0 4.0 ~ 6.0 6.0 ~ 基礎
Ⅰ基礎
Ⅱ基礎
Ⅲ基礎
Ⅰ基礎
Ⅱ基礎
Ⅲ基礎
Ⅰ基礎
Ⅱ基礎
Ⅲ基礎
Ⅰ基礎
Ⅱ基礎
Ⅲ接合部Ⅰ 1.0 0.85 0.7 1.0 0.7 0.35 1.0 0.6 0.25 1.0 0.6 0.2 接合部Ⅱ 1.0 0.85 0.7 0.8 0.6 0.35 0.65 0.45 0.25 0.5 0.35 0.2 接合部Ⅲ 0.7 0.7 0.7 0.6 0.5 0.35 0.45 0.35 0.25 0.35 0.3 0.2 接合部Ⅳ 0.7 0.7 0.7 0.35 0.35 0.35 0.25 0.25 0.25 0.2 0.2 0.2 -
新版(2012年)
基準耐力が間の値の場合は直線補間により低減係数を求める。
2階建ての2階、3階建ての3階
壁基準
耐力
(kN/m)2.0 3.0 5.0 7.0 接合部Ⅰ 1.0 1.0 1.0 1.0 接合部Ⅱ 1.0 0.8 0.65 0.5 接合部Ⅲ 0.7 0.6 0.45 0.35 接合部Ⅳ 0.7 0.35 0.25 0.2
一般診断:配置低減係数
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4分割法
旧版(2004年) 新版(2012年) 側端部の保有耐力=無開口壁耐力 +0.25Qr 側端部の保有耐力=無開口壁耐力 -
偏心率
旧版(2004年) 新版(2012年) 0.30以上で低減 0.15以上で低減
※低減係数は精密診断と同じ表を参照
基礎の分類追加
分類 | 旧版(2004年) | 新版(2012年) |
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基礎Ⅰ |
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基礎Ⅱ |
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基礎Ⅲ |
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非住宅への対応
旧版(2004年) | 新版(2012年) |
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木造校舎等の耐震診断については、木造住宅とは異なる木造校舎等に特有な耐震性能性状を考慮すれば「木造住宅の耐震診断と補強方法」(以下、木造住宅の耐震診断法という)で示されている精密診断法を用いて現時点でも診断は可能である。 |
精密診断法2(※)にて、 ※精密診断法2
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